- お金の豆知識
なぜお札には人物がいるの?紙幣に肖像画が描かれる理由
お金を使うことは日常的な行為ですが、キャッシュレス決済が進む今、お札のことを考えることはあまりないかもしれません。
お札には、国を代表する人物が描かれていますが、なぜお札に人物が描かれているのでしょうか?
今回は、お札に描かれた人物の意味や、その背景について探ってみたいと思います。
お札に人物が描かれる理由、 知っていますか?
お札に人物がいる理由、大きく分けて2つの目的があります。
お札に人物がいる理由1:偽造防止
1つ目の理由は偽造防止です。
お札には、偽造防止のための加工が施されていますよね。
例えば、お札の左下にある数字や、透かし彫りなど。
お札に人物を描くことも偽造防止のための一つの方法です。
私たちは人を見分けることに慣れていて、髪型、表情、衣服などのちょっとした違和感にも気づくことができます。
偽造者がお札に描かれた人物を再現するには高度な技術が必要になってくるため、偽造の抑止力となるのです。
お札に人物がいる理由2:親しみを持ってもらうため
もう1つの理由が親しみを持ってもらうためです。
その国で有名な人物を描くことで、お金への親近感が生まれます。
確かに、1万円札を『諭吉さん』などと呼ぶことがありますよね。
お札は日常的に触れることが多いため、親しみを感じることで大切に扱い、丁寧に取り扱うようになるという効果が期待されます。
2024年、1万円札は「諭吉さん」ではなくなります。
日本銀行券は2024年に新紙幣への切り替えが予定されています。
1万円券はおなじみの『福沢諭吉』氏から『渋沢栄一』氏に代わるということですが、『栄一さん』と呼ばれるのでしょうか。
まとめ
以上のように、紙幣の偽造防止や親しみを感じてもらい紙幣に対する認識や評価を高めてもらうなど、お札に描かれている人物は重要な役割を果たしています。
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